2012-03-04

いかにしておっぱい画像をダウンロードするか〜2012 for Node.js


いかにしておっぱい画像をダウンロードするか〜2012 の Node.js 実装です。
こういう動機で頑張るっていうのはいつまでも少年時代であろうとしていていいよね!うちの場合もそれをゲームへ向けたわけだし。

動作には npm で request と async を導入する必要あり。
Node.js の場合、何も考えずに書いてしまうと逆に並列処理が走り過ぎて落ちて終わってしまうという。
ということで async を使って並列処理数の制限を行っている。

2012-03-06 追記
ファイルが既に存在している際に callback が呼ばれずに次のタスクへ進まないという不具合があった。コード修正。


var request = require('request');
var querystring = require('querystring');
var async = require('async');
var crypto = require('crypto');
var fs = require('fs');
var path = require('path');

var appid = '';
var uri = 'http://api.bing.net/json.aspx?';
var dir = './data';

var page_count = 0;
var download_count = 0;

var md5hex = function (str) {
  var md5 = crypto.createHash('md5');
  md5.update(str, 'utf8');
  return md5.digest('hex');
};

(function Oppai() {
  var offset = page_count * 50;
  var params = querystring.stringify({
    Appid : appid,
    Version : '2.2',
    Markert : 'ja-JP',
    Sources : 'Image',
    'Image.Count' : 50,
    'Image.Offset' : offset,
    Adult : 'off',
    Query : 'おっぱい'
  });

  request(uri + params, function (err, res, body) {
    if (err) throw err;

    var ref = JSON.parse(body);
    if (ref.SearchResponse.Image) {
      var results = ref.SearchResponse.Image.Results;
      async.forEachLimit(results, 10, function (result, callback) {
        var url = result.MediaUrl;
        if (url.match(/\.jpg$/)) {
          var filename = md5hex(url) + '.jpg';
          var filepath = dir + '/' + filename;

          path.exists(filepath, function (exists) {
            if (!exists) {
              var output = fs.createWriteStream(filepath);
              output.on('close', function () {
                callback();
              });

              download_count += 1;
              request(url).pipe(output);
              console.log(download_count + ' : Download... ' + url);
            } else {
              callback();
            }
          });
        }
      });

      page_count += 1;
      process.nextTick(Oppai);
    }
  });
})();

2012-03-03

[おわび] Node.js 用モジュール event-transceiver は event-sign へ名称変更して再リリースします


先日公開した、Node.js でイベント駆動の支援モジュールである event-transceiver を、event-sign という名称へ変更して再リリースすることにします。

https://github.com/kumatch/node-event-sign

このモジュールが提供する機能として、以下の特徴が根本にあり、全てでした。
  • ある関数によって取り扱われるイベント名を事前に定義する
  • 定義イベントをメソッドベースで扱うと共に、非定義イベントは利用できない
こういった特徴を考慮した場合、transceiver という「送受信」をイメージするような名称は本モジュールには適切ではなく、むしろイベント定義を行った上で仕様に基づく振る舞いを厳密化するという特徴をイメージできるものへ改名するほうが良いと判断しました。

npm 提供パッケージは名称がかなり重要なものですので、その名称を変更するのならば、一般利用されている可能性が最も低いであろう今のほうがよい、早いに越したことはないと判断し、この再リリースに至りました。
実際のところこのモジュールがこれ以上機能拡張されることは考えにくいので、別に前の名称のままフリーズでも良い気もしましたが、前述の通り時間が経てば経つほど変更できない状況になりますので。

既に旧モジュールをチェックされていた方にはご迷惑をおかけします。


なお、本当に旧モジュールが既に組み込まれてリリースされたような箇所は自分以外のものではないと思いますが、再リリースにあたっての仕様変更はありません。念のため。

2012-03-01

Node.jsでメソッドベースイベント駆動のためのモジュール event-transceiver

2012-03-03 追記

本モジュール (event-transceiver) は、仕様をそのままに event-sign へと名称変更して再リリースしました。
本モジュールが提供する機能内容を考慮すると、旧名称では適切ではないと判断しての変更です。参考にされた方々へはご迷惑をお掛けします。

追記ここまで



最近書く node.js コードは、EventEmitter を使ってのイベント駆動でやるようしている。
それに伴って、イベント発生やリスナー設定を行う際のイベント名の指定を、文字列ではなくてメソッドで行うことができるモジュールを作った。

すなわち、

emitter.emit('done', value);
emitter.on('done', function (value) {
    console.log(value)
});

を、次のように実行できるように。

transmitter.done(value);
receiver.done(function (value) {
    console.log(value)
});

世間でもメソッドでイベントリスナーを登録するモジュールがあったりするが、それ自体を実現するためのモジュールというのは見つけることができなかったので、書いてみてリリースした次第。


イベントをメソッドベースで書きたい理由は単純で、「文字列で指定していると本当にペアになっているかいまいち分かりづらいから」。

イベント駆動でよくあるのが、起きるつもりだったイベントが起きなくて実行に失敗するという状況。もちろんテストでカバーしているつもりなものの、もしイベントがメソッドならば、実行時のイベント名ミスマッチが undefined function などで簡単に検出できるようになる。

通常の on('event') や emit('event') ならばコードを一目見ただけでイベント駆動だと分かるというメリットがあるので好みは分かれると思うが、個人的にはそれよりも「予想外の実行結果時に何が起きているのか分からない」シチュエーションを出来る限り回避できる方法を優先したい。


利用法としては、モジュールの define メソッドでイベントを定義して、イベント仕様を決定。コンストラクタ関数が返される。
それを使ってイベントのインスタンスを作成。インスタンスは transmitter と receiver という2つのオブジェクトのプロパティを持っていて、それぞれがイベント発生、リスナー登録の役割を持つ。そして、その2つのオブジェクトは先ほど定義したイベント名のメソッドを持つという仕組み。

var EventTransceiver = require('event-transceiver');
var MyEvent = EventTransceiver.define(['done', 'error']);

var event = new MyEvent();

event.transmitter.error(Error('このようにつかうのだ'));


より具体的なサンプルなどは上記 github の readme をどうぞ。