2007-05-28

Piece_ORM を動作させるために知っておきたい3つのディレクトリの役割

みんな大好き「○つの方法」的キャッチータイトルをパクるもこのエントリは流行らない・・・っ!


Piece_ORM を動作させるには、Piece_ORM クラスの configure メソッドを実行させることで動作環境を構築します。このメソッド実行には、3つのディレクトリを指定することになります。

実際にはPiece_ORM短期集中コースを読めば全て載っていることですが、この3つのディレクトリを簡単に理解するポイント、また使い始めてもふとやってしまう失敗ポイントをあわせてここでも紹介しておきます。


(1) configDirectory

設定ファイルを置いているディレクトリ。
一見とても重要な内容、というか事実そのとおりなのだが、実は指定するディレクトリに piece-orm-config.yaml という設定ファイルがあるかどうかというだけでしかありません。piece-orm-config.yaml は Piece_ORM を動作させるためのデータベース接続設定およびそれに付随するオプションを指定するためのファイルです。


(2) cacheDirectory

キャッシュデータが書き込まれるディレクトリ。
Piece_ORM はキャッシュデータ命というか、「キャッシュデータを作成」→「そのキャッシュを元に駆動する」という仕組みとなっています。「Piece_ORM が動作しない」というケースに出くわした場合、その原因は

・キャッシュディレクトリが存在しない
・プログラムがキャッシュディレクトリに書き込む権限がない

である可能性が高いでしょう。


(3) mapperConfigDirectory

データベーステーブルのマッパー定義ファイルが設置されているディレクトリ。マッパー定義ファイルはテーブルごとに存在します。
前述のキャッシュデータを作成するために、Piece_ORM で操作対象とするテーブルは全てファイルを準備する必要があります。「Piece_ORM が動作しない」理由は

・指定するテーブルのマッパー定義ファイルがない

という原因である可能性もあります。

この設定ファイルでは、任意のメソッドとそれに対応する任意の SQL クエリ、リレーションシップ定義を記述するようになっていますが、よく使われる汎用的なクエリメソッド (select, insert, update, delete) は定義することなく使用できます。
したがって簡単な動作を行う場合は設定ファイルを記述することはない、つまり 0 バイトのマッパー定義ファイルだけが存在することになります。

2007-05-17

RAP を改造してみました2

前エントリからの続きになります。

家庭用コントローラの中では突出してガチな作りをしているリアルアーケードプロ (通称 RAP) を分解してみてある程度パーツの扱いが分かったので、ジョイスティック部分やボタン部分のパーツを交換して遊んでみることにしました。


ジョイスティックレバーをセイミツ工業製に、ボタンを三和電子製に変更します。


まず、きっかけおよび参考となったサイトがこちら。
家庭用アーケードスティックスレまとめWiki
RAP は「業務用部品を使用した作り」を売りにしており、ジョイスティック部分は三和電子製ですがボタン部分はHORI製だったりするようです。いままでの家庭用スティックコントローラから比べると遥かに良い出来なのですが、それでも若干やわくてクニャっとした感触がやはり否めません。そこで好評な三和電子製のものに変更してみることに。
ジョイスティック部分も今までのものと比べてグリグリ感は抜群ですが、より好感触であると名高いセイミツ工業製に変えてみることに。

続いて、前回さらっと流してしまった分解とこれからパーツを取り外す上で必要な工具について。

  • +2ドライバ
  • −ドライバ
  • 六角ボックスドライバ or レンチ (7mm)
  • 先の細いもの
  • ラジオペンチ

ドライバは先とグリップ共にある程度しっかりしたものが良いです。長いタイプのものとは別に短いタイプ(ダルマ)があると融通が利きます。マイナスドライバはレバー上部のボールを外す際に利用します。
六角ボックスもしくはレンチは若干特殊な工具ですが、少し大きめなホームセンターなどで扱っているでしょう。また、こちらはある程度長いタイプを準備する必要があります。(対象が若干深いため)
先の細いものは、ボタンに装着された線のピンに使用します。
ラジオペンチはオマケで。六角ボックスドライバがなくても、最悪こいつで無理やり外すことも可能です。また六角をはめ直しする際にもあると便利です。


ボタンは穴に嵌っている状態で、2つのピンを持つ線が接続されています。先の細いものでピンの溝を押しながら広げると簡単にボタンから外すことができます。
ジョイスティック部分はネジで固定されていますが、これが驚くほどの異常な硬さをほこっています。力任せで回そうとすると簡単にネジ頭の溝を潰してしまうので注意が必要です。

*かなりの時間をかけて* ようやく外れたジョイスティック。


4つのネジが最強クラスの硬さで、たった1つのネジポイントの攻略に数時間かかりました。
外してからは、別途準備したパーツを順に装着していくだけです。基本的な構造は同じですので、外すことに成功していれば装着は容易でしょう。


上が通常の RAP, 下がパーツ交換後の RAP。見た目の色の違いだけでもなんだか新鮮です。
とりあえず馴染ませるためにスクリュー1000本ほどやらんといかんかもしれません。

2007-05-16

RAP を分解してみました

この前の Piece 勉強会の懇親会後、急に私の家でゲーム会を開催することになったとき、アーケードゲーム用コントローラであるリアルアーケードプロ (通称 RAP) のボタンの1つが利かないことが判明。
ザンギエフで小パンチが使えないとか超きつい。

ということで分解して直してみることにしました。



RAP をあけるとこんな風になってます。ジョイスティック部分とボタンは、まさに業務用のパーツそのもの。コントロール基盤は土台の奥の奥に隠されていました。



問題のボタンは、ピンが外れていたことによる障害でした。原因はきっと台バン。
ピンを差しなおすことですぐ復旧しました。よかったよかった。


全然関係ないですが。
せっかくなので、ボタンやレバーといったパーツを交換して遊ぶことにしました。


続く。